「CEATEC 2025」に出展しました
- erikaitagaki
- 10月24日
- 読了時間: 4分
更新日:10月30日

当社は、2025年10月14日〜17日に幕張メッセで開催された「CEATEC 2025」に出展いたしました。
会期中は多くの方にお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
本記事では、当日のブースの様子をレポートします。
今年の展示では、生成AIを活用した次世代案内ソリューションのデモのほか、画像・映像認識AIを活用した弊社のソリューションを展示いたしました。
生成AIを活用した会話型案内ソリューション
実在の人物をもとに生成したデジタルヒューマンに、生成AIの文脈理解と回答生成を融合させた「会話型 DHコンシェルジュ」のデモを実施しました。
あらかじめ決められた内容だけでなく、生成AIによって自由な対話ができる点が大きな特徴です。
ブースでは観光案内所とホテルのフロントを想定したシナリオで、一人ひとりに最適化された応対を体験いただきました。

体験された方からは、「無人店舗の受付に使いたい」「自治体の窓口案内にも導入できそう」といった具体的な反響のほか 、著名人とのファンミーティングなど、イベント分野での活用アイデアも寄せられました。
技術面では、「自社のLLMとの連携は可能か」「iOSアプリにも対応しているか」といったご質問に加え、「導入にはどのくらいの期間が必要か」といったお問い合わせも多くいただきました。
緊急対応であれば1ヶ月未満での導入も可能ですが、より安定したサービス提供のために、1ヶ月以上のスケジュールを想定して対応していきたいと考えております。
現在、当社ではLLM連携部分を公開APIとして提供する構想を進めており、iOS向けにはSDK形式での提供も検討中です。

たくさんの来場者の方にデジタルヒューマンと自由な対話ができる体験に関心を寄せていただき、ブースは想定を上回る盛況となりました。
※動画内では、子ども連れの家族を想定した応答モードになっております。
来場者分析ソリューション
施設の利用状況解析用クラウドAPIサービス「People Analytics API」を利用し、ブース来場者をリアルタイムに分析する「レジカメラ」アプリのデモを行いました。

当APIには、世界トップクラスの画像・映像AI処理エンジンを搭載しており、顔認証や属性分析の精度の高さをご評価いただきました。
特に、店舗運営やイベント関係者の方々から高い関心をお寄せいただきました。 レジカメラは、手動登録不要で顧客リストを自動作成し、顧客ごとの訪問履歴の自動記録と、任意でメモやタグ付けで接客履歴が残せる顧客管理用モバイルアプリです。 もちろん、来店者数の推移や年齢性別の属性割合について視覚的にサマリ形式で表示するダッシュボード画面もご提供。 展示ブースでは「会話型 DHコンシェルジュ」(生成AIを活用した会話型案内ソリューション)と連携し、レジカメラに登録された顧客にメモを残すとメモ内容に即してデジタルヒューマンが応対してくれるデモとなっておりました。 バックボーンでは当社のクラウドAPIサービス「People Analytics API」を利用しています。
当社では、レジカメラのようなアプリケーションから解析エンジンおよびカスタマイズ開発サービスまで幅広くご提供しておりますので、お客様のシステムに組み込んでいただきパーツとしてご利用いただくことや、ソリューションとしてご提案することも可能です。
顔認証ICカード自動貸出ソリューション
株式会社ワールドサプライと共同実証実験中の大型商業施設における納品受付用顔認証ICカード自動貸出ソリューションを展示しました。

顔パスで認証を行うとロッカーが開き、これまで対人で受け渡しを行なっていたICカードの貸出・返却が自動で完了する仕組みです。
もちろん、履歴はデジタルに管理され、管理者様は管理画面上で全ての入退館履歴を確認いただけます。未返却や、滞在時間についても一目瞭然です。
既存のセキュリティシステムとの連動は不要のため、受付端末とロッカーを設置いただければすぐにでも運用開始可能です。
ご来場者の方からは、真正面だけでなく斜めの角度の顔や、顔がマスクなどで一部隠れた状態でも一瞬で認証が完了する精度の高さに驚きの声が上がりました。
また、セキュリティBOXにはICカード以外にも、物理鍵や社用車の鍵、共有備品の貸出にも活用できそうとのアイデアもいただきました。
CEATECニュースにも記事が掲載されています。こちらもぜひご覧ください。
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